推しの色を身に纏うように、好きな色でカラーメイクしろ。
やたら原色な赤いシュシュやら、青いTシャツやらを身につけている人を電車で見かけると、
「あー今日何かのアイドルのコンサートかなあ」
と思う。
私も嵐のコンサートの時は大好きな相葉ちゃんカラーの緑を身につける。
ただ、もう女子高生じゃねえからな……と呟きながらカーキでコーディネートするんだけどね。
さすがに原色は、キャラ的に私にはキツイ……。
パーソナルカラーなんて信じなくてもいい
話は少し変わるが、パーソナルカラーはご存知だろうか?
その人の髪や肌、目の色、唇の色などから似合うカラーを選んでくれる診断、と言えばわかりやすいかな。
有名なものだと四季に喩える。
春カラーの人はパステル調が似合いますよ、冬カラーの人は黄色は避けましょうね、みたいな。
これがわかるとすごく便利だろうな! というのは想像に難くない。
お洋服も、化粧品も、やはり人それぞれ似合う似合わないはあるものだ。
例えば私は、油断するとオレンジのアイシャドウで目の周り殴られましたか? みたいな出来になる。
殴られてねーし。これ今流行りのアースカラー失敗しただけだし。
ただ、少し考えてほしいのは
パーソナルカラーには診断する人の主観が入ることと、
人間の顔なんてその日の体調で多少変化すること、
何より、診断で出たその似合うらしい色、お好きですか? ということ。
私、パーソナルカラーは神話だと思う。
そんな簡単に似合う色がわかるとは思えない。
えーじゃあどうすりゃいいのさー! とジタバタしたくなるけど、
そんなもん試着しろタッチアップしろとしか言いようがない。
実際に身につけてみないとわからないことの方が多いものだ。
むしろこのジャッジにあたってパーソナルカラーという考え方は先入観を与えてしまうため、邪魔にすらなりかねない。
私はずっと黄色に苦手意識があった。
確かに二宮担だった経験はないんだけど、そういうわけじゃなく……。
でも気づいたんだけど黄色って、あの12色の色鉛筆の黄色だけじゃないんだよね。
レモンイエローだったり、カラシ色だったり、黄色と一口に言っても様々。
当たり前なのに気づいた時には目からウロコ。
その中でもカラシ色っぽい黄色なら楽に着こなせるし、レモンイエローも雰囲気によっては全然似合うじゃん私! となった。
怖い、先入観怖い。
メイクは一見もっと難しいが、本質は一緒。
先述のオレンジシャドウ。
どうしても諦められなくて別のメーカーのものを試してみた。
殴られたみたいにはならなかった。
そっくりなのにメーカーで違うの!? とびっくり。
そこで気づいたのは、
化粧品にも試着は必要だということ。
逆に言えば試着なしで買ったらそりゃ失敗もするわ、ということ。
なので、怖がらずに、先入観を捨てて好きな色に挑戦してほしい。
同じアイスブルーでもメーカーによって全然違う。
一回試しただけで私には青は似合わないなんて決めつけたらもったいない!
自信がなければ友人についてきてもらって、タッチアップ後はきちんと「様子見」をすること。
お店の中の光と太陽光では見え方が全く違うので。
でも、これもお洋服と同じだよね。
好きな色でメイクをするのは勇気がいる。
でも、メイクもお洋服と同じで、好きなものを使った方が楽しくなると思う。
パーソナルカラーにとらわれない、自分だけに似合う色を探したいものだ。